half36

リタイアゴルファーが思い付きました

妻のゴルフ事故から二週間

青天の霹靂と言うべきゴルフ事故から二週間である。

救急車で和田病院に運ばれて一日入退院して、

大事には至らない事に安堵した。

その間、娘二人と最悪のケースも想定しながら、

電話やメールでやり取りして後遺症も怖れていた。

「側頭に当たり涎の半年」「手足の痺れ」が頭を過る。

担当のM先生に伺うと短時間で起きるという。

娘二人も場所が場所だけに慌てず帰らずに、

ゆっくり様子見しながら帰って来いと言う。

ゴルフが出来ないのは当たり前だが、

宿のキャンセルや予約電話と搭乗機の変更をしなければならない。

そんな時に深い配慮を見せてくれたのがMゴルフ場のN支配人だった。

穿った考え方をすると当事者として慰謝料訴訟にならないようにもあるだろうが、

保険屋任せする事も出来ようがナカナカ出来るものではない。

彼の潔さにハイ!チョン!完結としてやりたい所だが、

ドラボール直撃頭部だけに安心せずにいるつもりだ。


今回の事で勉強もした。

ANAパッケージツアーの夫婦二人の旅行だったが、

ネット申し込みで費用の面でも自由さでもとても良かったが、

約束事で帰り便や宿を変更は出来ないのである。

捨てて新たに正規料金覚悟なら問題はないのだが、

虚偽防止の為に事故事情でも簡単ではなかった。

診断書を宮崎空港ANA受付に出せないと変更不可と厳しい。

しかし、帰宅して分かった事だが見舞金が出る手厚い対応もあった。

また、相手側はT海上N保険だったが、

私達夫婦が入っている損保Jゴルフ保険からもなにがしかのお金が出る。

保険というものはもしもの場合に相手側に保証するモノと思っていたが、

加入者自身にも相手保証があっても保険金が出るものらしい。

また、ネット支払いで使用したカード会社からも幾ばくか出るらしい。


今回の宮崎と大分のゴルフ旅行は妻の未踏九州県制覇目的もあったが、

とんでもない事故も大難を小難にした!もあるし、

今後のゴルフ旅への警戒を促した!と考えなければと思っている。

直撃ドラボールをショットしたTセメントのTさんも悪い人ではなく、

気の毒な気もするが見えない所での前方確認も怠らない様になるだろう。


退院後に自動車道で宮崎市内のホテルに入った。

気がついてみれば宮崎らしい景色も食べ物も愉しむ事もなく、

高速で移動しただけの観光制覇では可哀想だと思い、

妻の落ち着き次第で、

翌日をお笑い知事県庁やフェニックス通り観光に充てる事にした。

幸いな事に傷は痛むが食事も普通にすると言う。


ホテル近くの瀟洒な店を見つけた。

カウンター席で宮崎の美味と注文すると、

隣の席の男性が親切に声をかけてきた。

どちらから?どちらにお泊り?そして、どうして?になる。

安堵と観光の気楽さから色々と答えてしまった。

そのホテルの支配人は友達です!

店の主人は13年もの未開封焼酎を飲んで行ってくれ!

勿論、有料ではあるがリーズナブル以下だった気もするが、

宮崎の夜は疲れと気の優しさでいつも以上に酔ってしまった。



いごごち屋 あんばい の13年もの焼酎



札幌に帰ってきて近くで評判の良いK沿脳神経外科に行った。

和田病院からのCTと当院でのMRIでは今のところ問題はないと言う。

鞭打ち症治療にはG橋病院に行った。

共に何かあったら!来てくださいと言う。

安心させる慣用句だとは思うが、不安にもさせる言葉でもある。


悔やむべきはフッと湧くように思い付いた後組への注意の喚起を止めたこと、

後続組がハーフターン飲酒しているのを見ての揉め事回避してしまった事だ。