half36

リタイアゴルファーが思い付きました

庭の芝

土手の芝 人に踏まれて 一度は死ぬが
 露の情けで 生き返る
吉右衛門が扮する鬼平の都々逸があったけど、
庭の芝はそんな風に生き返ってはくれない。
朝露ぐらいの水分では足りないらしく、
雨が降らないと枯れてしまう。
日照りが続くと雨乞いするのだが、
都合良く雨が降ってくれることもなく、
水道という名のお金を人工的に降らせるしかない。
しかし、上品で美しいグリーンにいるような芝は枯れるが、
ラフにいる逞しい芝は粗野でタフなものらしい。
ゴルフコースの案内を読んでいると、
グリーンはベント芝、フェアーフェイはケンタッキー、
ラフは野芝などと書いてあるので、
我が家の庭にいる芝も
ケンタッキーグラスに野芝が混ざったようなようなのがいる。
こんな美しくないものは駆除しなければならないと、
ニッパ型の雑草取りで引き抜いているのだが、
抜いても抜いても出てくる。
困ったものだ!とグリーンキーパーに訊いてみると、
肥料や水分が足りない時に出る「スズメの帷子」だという。
そんな訳で泣きながら年金で得たお金で肥料を撒き、
ゴルフ場入浴で水道代節約して、
庭に金散水してスズメの帷子対策をしていた。
運が良いことに今日は今朝から雨模様。
雨上がりに妻が菜園収穫と上品芝の様子見に行った。
妻の悲鳴が聞こえた。
庭に蛇でも出たかと思ったが、
昨日まで見当たらなかったスズメの帷子が大量発生していた。
夕方ヤブ蚊に邪魔されながら、
ニッパで憎っくき帷子抜きに30分である。
どうやら!雑種雑草は強いものらしい。


土手野芝 人に踏まれて 死んだふりもするが
露がなくても 生きられる
これが本当の都々逸ではないでしょうか?です。