ヘンな国
ネットニュースを見ていたら、
或る国の高校生が富良野の雪山で遭難したが救出されたと出ていた。
楽しむべき観光旅行で悲しい事や嫌な思いをしなくて良かったと思った。
昔昔、クルセダースの歌う境界を見ようと、
運転手さんと通訳さんを雇って、
自由に水鳥が飛ぶ処を見に行った事がある。
その時に通訳さんは若い女性だったが、
帰りがけに私に謝るべきだと言うのである。
「私は貴女にナニカ失礼な事をしましたか?」と訊くと、
貴方では無く国だというのである。
戦後50年経ちキーセンなる者がいた時代である。
帝国時代の併合を指しているのだな、
こんな教育受けているのだなと理解した。
君の国は私達の国を侵略しようとしたことがないの?
君の国と仲良くしていた時に君の国に援軍を出した事はないの?
君は通訳の仕事ができるほど聡明なのだから歴史も勉強すべきだよ!を答えにした。
あれから20年、
朴パパ政権と結んだ個人補償を含めた国交も、
娘朴政権での個人補償譲歩も理解出来ない国がある。
南北争いの最中に起きた少女の悲しい事件も知らず、
モデル少女像を違う呼び名にして設置する市民団体も取り締まれない国になってしまった。
自国を離れるとゴルフ場では声高に騒ぎ、
己の技量も恥じることなくキャディーチェンジと騒ぐ。
マッサージ屋ではフェイスマッサージ胡瓜パックに馬鹿笑い。
外国から盗んだ仏像も昔は自分の国の物だった筈理論の裁判所。
法治国家は感情裁定の放置国家になったらしい。
極め付きは狷介不羈であるべき元国連事務総長まで迎合主義者になっていた。
尊敬する司馬遼太郎は私達のDNA90%は同じだと教えてくれたが、
いつからそんな国になってしまったのだろう。
微笑みの国の人にあの国の人は好きですか?と訊くと、
何も答えずに微笑みが消える。
人が持つ知性とはそう言うものではないだろうかーーー。
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