half36

リタイアゴルファーが思い付きました

カラスの餌台

ベランダに餌台を設置して二つ昔になるとおもう。
向日葵のタネを網筒と餌鉢を満杯にする。
勤め人だった時には朝だけにしていた。
何種かのガラが飛んできては庭の樹枝で食べていた。
雪の時にも負けずに飛んできていた。


エゾリスとカラスも餌を求めて来ていた。
共に餌鉢の向日葵を食べ尽くすと、
カラスは網筒の木蓋を咥え飛ばして、
エゾリスは金網を嚙るようにしていた。
欲張り二種が諦め戻った頃、
見計らって新たに餌を加えていた。


早春には小さな子供野鳥が何羽も絶えることなく、
晩春には小さなカラスがやって来ていた。
子ガラスが来ると子野鳥が逃げていく。
朝夕と与えてもカラスが遠慮することもない。
余りにも無遠慮に向日葵タネを与えずにいると、
木蓋を咥え飛ばし、
餌鉢をベランダに落として割る始末である。
暫くの間、餌台を空のままにしていた。


今朝、桜の樹下に子ガラスの亡骸があった。
無慈悲なことをしてしまったと思った。
供養のつもりで餌台一杯に向日葵を置いた、
即座に子カラスが来ていた。