half36

リタイアゴルファーが思い付きました

司馬遼太郎 池波正太郎から高田郁へ

好みはあるものだ。


読書についてだが、

学生時代やサラリーマンの時には偏らずに読書していたつもりだが、

零細ながらも経営者になった時から、

ビジネス書や各業界の分野本も含めて、

話題本や注目作家は選り好みせずに浅く広く読書していたつもりだが、

ホームタウン的読書の作家は限られていたような気がする。


好みは簡単な説明だが…「展開が嫌にならない」と「毒が残らない」、

水戸黄門的勧善懲悪ほどの単純では困るが、

適度な苦労と明るい結末と希望が好みで、

おじさん好み2大作家「司馬遼太郎」「池波正太郎」で、

司馬遼太郎と池波正太郎が亡くなった時には全著作は読破していたと思う。


これからどうしよう?…と思い「藤沢周平」に溺れようとしたが、

何作かを読んだだけで執着心を失ってしまい、

未だ見つけられずにいた。


リタイアして読書時間は豊富になったのだが、

好みのストーリーライン作家に出会えず、

読書から離れ行ったような気がする。


テレビドラマもコノ好みに横並びしていて、

「おしん」など苦労とイジメの繰り返し番組は吐いてしまう程だ。


リタイアで可処分時間は有り余り、

ゴルフ番組ニュース以外に「こころ旅」「空港ピアノ」など、

いつ見ても毒にならないモノばかりである。

時代劇も「鬼平」「剣客商売」「梅安」に限っていたが、

全て見尽くしてしまったらしく所作台詞を先読みしてしまう。

また、役者がイメージと合わなければ見ない偏屈視聴者なので、

誰々版を改めて見る気にもならない。


そんな中…ふと…見てしまった時代劇がある。

「銀二貫」である。

チャンネル回しの僅かな隙間で目を止めてしまった。

津川雅彦さんが出てるなぁ…亡くなった方だから…再放送だなぁ…

チラリ刹那で観てしまった。

コレが面白い!

最後まで観てしまった。

次回は?まで…落魄しなかったが、

昨日、また巡り合ってしまった…面白い!

誰?この作家さん…とネット調べして高田郁さんと知った。


妻にこの事を何気に言うと、

「みをつくし」の作家さんだよと言う。

なんだ?それ?沢口靖子か?と訊く、

前に…黒木華さんの料理時代劇が面白い!と言ってたでしょう…

ああ…あの作家さんか…

「出世花」でデビューした元漫画原作者で、

「澪つくし」ならぬ「みをつくし料理帖」であり、

「あきない世傳 金と銀」他にエッセーも出しているらしい。

今日、これから御本買いに行くつもりだ…ハマりそう!