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リタイアゴルファーが思い付きました

最強最悪の芝

今週のPGAトーナメントは水曜日から4日間で土曜日が最終日である。

いつもの週より早くテレビ観戦出来るのが嬉しい…

土曜日(日本では日曜日の朝)に終わる…ので、

その分…月曜の朝はLPGAをしっかりと観戦出来る。

二つ三つとトーナメントが重なると…眼や頭が怪しくなっているだけに、

順位や気になる選手のショット観察が粗くなる。


それだけにズレのあるトーリーパインズGC開催のテレビ中継は疲れる。

ファーマーズインシュアランスはソニーオープンハワイ優勝の松山が、

ハワイだけでなくメインランドトーナメントでは好調を保てるのか?…と、

トーリーパインズコースでの他プレーヤーがどんなショットなのか?…

そしてコース自体の難易度に興味を惹かれていた。


2008年の全米オープンはこのトーリーパインズで開催されて、

ロッコ・メディエイトと月曜日のプレオフ決着でタイガーが勝った。

膝の不調を抱えていたタイガーが勝った事で感動はしたのだが、

実は爽快感の無い全米オープンのコースセッティング不信感と、

このトーリーパインズコースのラフとグリーンに興味を持った事を覚えている。


今日は3日目…松山はラフからのショットに苦労している。

ケンタッキー生まれのジャスティン・トーマスと

スペイン生まれフェニックス居住ジョン・ラームと

オーストラリアのジェイソン・ディの優勝争いかなぁ…


何故か?何の根拠?…芝である。

トーリーパインズの芝はキクユ芝にライグラスをインシードされていると、

薬師寺さんが杉さんに今日話していたのと…以前に佐藤信人さんが話していた。

キクユはアフリカ原産の繁殖力と強靭な生命力を持つ芝で茎が太く葉開きが大きい。

この様な芝で育ったプレーヤーが強いだろう!の想像力である。


北海道札幌でベント芝ゴルフを覚えた者は高麗芝の特徴は知らないが、

ケンタッキーブルーグラスのアバズレであるスズメのカタビラは解る。

以前、ホームコースの改良でお世話になった川田さんが、

スズメのカタビラでなくポアナと思って下さいと教えられたからである。

庭芝盛り上がり芝の引き抜きをするとすぐ解るが…

茎が太く葉開きが大きく放っておくと互いのチカラで籠編みしてしまう。

想像するに…茎に跳ね返させられたり、フェース抜けを狂わされたりする。

初めて沖縄でゴルフした時にバミューダ芝で、

繊細なアプローチが求められて抜けずザックリや、

グリーン上でアレェッ?どうして曲がる?を経験したからである。


アレの凄い奴!極道もん!性悪モノが団体活動していると思えば理解できる。

どんな環境でも生きられる最高の芝はゴルファーには最悪の芝でもある。

トーリーパインズはサンディエゴ市営のゴルフ場である。

どんな管理をしているのか想像はつかないが…それが有名コースを育てたのだろう。