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リタイアゴルファーが思い付きました

レクシーの涙

3月29日からANAインスピレーションが始まる。

LPGAのメジャー初戦である。

今年はタイのサイアムでホンダレディースを観戦しただけに、

女性陣の戦いに注目している。

ご贔屓はレクシー・トンプソンとアリア・ジュタヌガーンだが、

今年のANAインスピレーションはレクシーに優勝させたい。

LPGAオタクでなくとも昨年の4ペナ事件を覚えていると思うが、

前日のグリーン内マークリプレースを取り沙汰して

最終日最終組でプレーしているレクシーに4ペナを課した事件である。

結果は4ペナで3位タイまで落ちたレクシーが盛り返したが、

最終18番でイーグルならずにしてプレーオフになり、

クラブハウスリーダーだったユ・ソヨンに負けたのである。

優勝目前のプレー中に理不尽な4ペナを抗議もせず受けたレクシーを

ミッションヒルズにいる観戦者やLPGAファンがその潔さを称賛したが、

心ある有名PGAプロが挙ってこの過ちを指摘した。

その後、US LPGAはテレビを含む観戦者の指摘を受けないとしたが、

この愚はプロゴルフ界全体の歴史的汚点となってしまった。

アマチュアであってもゴルフは己相手のスポーツである。

隠れてボールを動かす行為を繰り返したり、

指摘されて打数修正するような輩にレクシーの涙を飲ませたい。

「天知る地知る己知る人知る」の金言がある。

「見て見ぬ振り」を知恵として糾弾はしないが、

己の非を認められないならゴルフをやめる理性は持って欲しいものだ。