half36

リタイアゴルファーが思い付きました

誕生日と十三回忌

コロナ前までお世話になった定宿のナックルア通り側に、

通称ドイツ町がありドイツ料理レストランが幾つかある。

ホテルからも秒数の明るいレストラン「P」があった。


夫婦二人で初めてこの店に入った時、

おばさんウェートレスが通り景観のテーブルに案内してくれた。

メニューを見て注文しようと、

そのおばさんウェートレスに見上げてビックリした。

数年前に亡くした母がいた。

利発ではなかったが働き者だった母によく似ていた。


それから、僅かなお土産を渡して雑談する間柄になった。

コロナ禍でパタヤゴルフができなくなるまで毎年続いていた。

昨年、久し振りに訪ねてみると不在だった。


ウェートレスに訊いてみると、

旦那さんが病気がちでお休みが多いという。

数日後、そのレストランの前を通ると、

母似のおばさんウェートレスが妻に抱きついてきた。

元気だったの?お土産を渡したい!と話はしたが、

その機会は無かった。


今回、来てみるとトタン塀が巡り店は閉鎖されていた。

どこに移転したのだろうと?探し訪ねた…

彼女は辞めていた。

他のドイツレストランのベテランさんが見つかり、

訊いてみると、旦那さんが亡くなり田舎に帰ったという。

実家はどこだったの?…古都アユタヤだという。


今年は母の十三回忌。

今日は亡き母の誕生日である。